【新築売却奮闘記④】鳴らないスマホ。内覧希望者が来ない…
こんにちは、いえメモです。
あれはもう、本当にしんどかった…というのが今でも正直な気持ちです。
今回は、売却を決意していよいよスタートした直後の、「全然動かない」あの恐怖の期間を振り返って書いてみたいと思います。
■ 売却スタート!でも何からしたら良いの?
「よし、売りに出すぞ!」と覚悟を決めて、不動産会社と媒介契約を結びました。
それなのに、いざ売却が始まっても、なんだか現実味がない。
「売り出し開始です!」とメールが来ても、売れていく実感なんてゼロ。
ホームズやSUUMOには掲載されたらしいけど、
「これって本当に人の目に触れてるのかな…?」と、日々スマホで自宅を検索する日々。
気づけば、“家を買ったばかりの人”から、“自分の家をネットでエゴサする人”に変わっていました。
■ 本当に売りに出てるの?鳴らないスマホ
そして何より、スマホが全然鳴らない。
売却をスタートしたのが3月。
今振り返れば「年度末だし、引っ越しを考える余裕がない時期だったのかも…」と思えるのですが、
当時の私はそんな想像すらできないほど、毎日、不安と焦りでいっぱいでした。
「掲載ミスなんじゃ…?」
「価格設定、失敗した…?」
「担当者、ちゃんと仕事してるの?」
日中も夜も、スマホが一瞬光るたびに「来たか!?」と飛び起きては、
ただのニュース速報やメルマガに落胆する。そんな日々の繰り返し。
しかも、朝は相変わらず家の前を走るトラックのエンジン音で強制起床。
寝不足・不安・騒音・ローン・売れない家。
すべてがぐるぐると頭の中でループして、「これ一生このままなんじゃ…」と絶望しかけていました。
■ スカスカな定期報告。この担当者信用できる…?
唯一の情報源である不動産会社からの「定期報告メール」。
これに一縷の望みをかけていたのですが…
開いてみたら、内容はほぼテンプレ。
反響数「0件」。内覧「なし」。コメント「特になし」。
……あれ、報告ってこれだけ?
最初に契約を交わした社長さんはとても信頼できる方で、
「頑張って早く売りましょう!」と熱意ある言葉をかけてくれました。
でも、実際に担当になったスタッフさんは、とにかくレスポンスが遅い。
こちらから何度も連絡してようやく返事が来る…という始末。
もう、「この人、物件売る気あるの?」と疑ってしまうほど、報連相がズタズタ。
“何かを任せる”って、ただ「プロだから」じゃなくて、
信頼関係があって初めて成立するものなんだと、強く感じたのもこの時期でした。
■ 焦る気持ち。待つしかないもどかしさ…
ただ待つ。それがこんなにもつらいなんて、想像していませんでした。
なにか動きがあるならまだしも、「何も起きていない」ことが一番のプレッシャーになる。
それを痛感した数週間でした。
夫婦間でも、「これってどうなの?」「もう少し様子見るべき?」と悩みの相談ばかり。
明確な“答え”がないからこそ、ただじっと耐えるしかない時間が長く感じられました。
■ 次回予告:ようやく訪れた、第一の希望の光…!
そしてようやく、ある日届いた一本の連絡。
「〇日に内覧の希望が入りました!」
売却活動を始めてから、初めての反応。
次回は、その最初の内覧がもたらした喜びと、同時に突きつけられた現実についてお話ししたいと思います。
「買った家を売る」という選択は、誰にでもできるわけじゃない。
だからこそ、同じように悩んでいる人に少しでも寄り添えたらと思って、今日も書いています。
読んでくださって、ありがとうございます。